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突然、主人公を外へ連れ出した五月。
どこからかレジャーシートを取り出すと、「ピクニックしようか」と言い出して――。
主人公
(いいのかな、こんなことしていて。龍神の神子として、やるべきことは山積みなのに……)
五月
「お団子、先に選んでいいぞ」
主人公
「あ、うん……ありがとう。じゃあ、こっちをいただきます」
主人公
「……! これ、おいしい」
五月
「はは、いい笑顔。つばきさんたちに聞いて、評判のお店で買ってきたんだよ」
五月
「こういう事態だけどさ。ずーっと気を張ってばかりだと疲れちゃうだろ」
五月
「たまには、景色をながめて、おいしいもの食べて。のんびり息抜きしないとなー」