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下校中、突然、怨霊が「見える」ようになってしまった主人公。
追われるがままに辿り着いたのは……。
主人公
(何あれ。トンネルに怨霊がびっしり……)
主人公
(――逃げられないっ!)
怨霊
「……ヌ……。……ノ…ミコ……」
主人公
「……っ!?」
振り返ると、そこにも怨霊。
しかも――炎をまとっている。
主人公
(……嫌だ、やめて)
恐怖で身が竦む。
飛びかかってくる怨霊がやけにゆっくりと見えた、その時。
青年
「――危ない!」
鋭い音と共に攻撃が弾かれる。
青年
「間に合った。私の後ろへ!」
目の前に、見慣れない甲冑姿の青年が立っていた。