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兼続のもとには多くの文が届いている。
その内容は近況報告、築城の計画と様々だ。
主人公
(乱世を鎮める――私は今、父上に応えられているだろうか)
兼続
「神子殿。何を考えこんでいるんだい?」
主人公
「……この世界から戦をなくすために、今の私は何をすべきなのかな…と思って」
兼続
「なんだ、そんなことか」
兼続
「そいつは、もともと龍神の神子の仕事じゃあない。俺たち一人一人の仕事だぜ」
兼続が笑う。君の仕事は龍脈の浄化だろ、と言う声は、出会った頃より優しく聞こえる。
兼続
「君はそこで、日向ぼっこでもしながら眺めていてくれればいい。俺がこの国を豊かにするところをな」
主人公
(兼続さん……)
兼続
「さて。こっちは三成からか。どれ――」